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網膜硝子体手術

網膜硝子体手術とは目の中の硝子体と呼ばれる組織や網膜に付着した組織を除去し、網膜硝子体の病気を治す手術で、とても繊細で難しい手術に分類されます。
通常局所麻酔で行われます。球後麻酔という強い局所麻酔法を用いますので痛みは感じませんが、圧迫感は感じることがあります。
眼球に3つから4つの小さな穴をあけて、そこから器具を挿入して手術します。手術時間は症例や同時に行う手術によりますが、30分から2時間以上に及ぶこともあります。
対象となる症例は網膜前膜や黄斑円孔、黄斑浮腫、糖尿病網膜症、硝子体出血、網膜剥離などです。

手術費用

網膜硝子体手術の費用は高額なので、ほとんどは高額療養費制度の対象になります。

高額療養費制度を用いない場合の費用の目安は以下の通りです。

1割負担 2割負担 3割負担
約30,000~60,000円 約60,000~120,000円 約90,000~180,000円

高額療養費制度について

手術など高額な治療費の一部が還付される制度があります。

手術費など治療費が高額になった場合に、一定の自己負担限度額を超えた費用が払い戻される制度(高額療養費制度)があります。年齢や所得に応じて、ご本人が支払う医療費の上限が定められています。またいくつかの条件を満たすことで、負担をさらに軽減する仕組みも設けられています。
所得・年齢ごとの自己負担限度額及び申請方法など詳細については、厚生労働省のホームページ高額療養費制度を利用される皆さまへのPDFファイルをご覧ください。

厚生労働省のホームページ

  • 高額療養費の還付は、1ヶ月分ごとの支払額の合計が対象となります。
  • 高額医療費制度により、両眼の手術は同一月内に手術をした方が還付が多くなる場合があります。
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