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硝子体注射

点眼薬の効果が届きにくい目の奥(網膜や脈絡膜)の病気に対して行うのが硝子体注射です。
対象となるのは加齢黄斑変性網膜静脈閉塞症糖尿病網膜症などの網膜・脈絡膜疾患です。これらの疾患で網膜の中心部分にむくみが生じると、ゆがみや視力低下などの症状が出現します。体内のVEGF(血管内皮増殖因子)という物質が、網膜の新生血管の増殖や黄斑浮腫の悪化に関与していることがわかっています。
このVEGFの働きを抑える薬剤を目の中に注射することにより、むくみを改善させて病状を安定化させていきます。
注射は1回で終わることもありますが、多くの場合は病気の状態を見ながら1~数か月に一度、注射を追加します。

治療のスケジュール

  1. 診察の上、注射の日程を決定します。
  2. 注射の3日前から抗菌薬の目薬をしていただきます。
  3. 注射当日は正午ごろに来院していただき、手術室にて注射いたします。
  4. 注射後は眼帯を装着し、すぐ帰宅できます。
  5. 帰宅後4~5時間眼帯をしていただいたら患者様ご自身で眼帯を外していただきます。
  6. 注射翌日と1週間後に診察いたします。
  7. その後は1~3か月に1回、診察いたします。

治療の費用

治療は保険適応です。負担率によって費用は異なります。おおよその目安は以下の通りです。

1割負担 2割負担 3割負担
約19,000円 約38,000円 約57,000円

高額療養費制度について

高額な治療費の一部が還付される制度があります。

硝子体注射など、保険適用の治療費が高額になった場合に、一定の自己負担上限額を超えた費用が払い戻される制度(高額療養費制度)があります。年齢や所得に応じて、ご本人が支払う医療費の上限が定められています。またいくつかの条件を満たすことで、負担をさらに軽減する仕組みも設けられています。
所得・年齢ごとの自己負担上限額及び申請方法など詳細については、厚生労働省のホームページ「高額療養費制度を利用される皆さまへのPDFファイル」をご覧ください。

厚生労働省のホームページ

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